もっこりん

’再婚を機に、突然‘家族’になった連れ子の七海。最初はどこか他人行儀で、心の壁を感じていた。けれど、ある夜、ふいに彼女が僕の部屋をノックした。「ねえ…たまには、甘えてもいい？」真剣な瞳と、かすかな震えを含んだ声。家族になったはずの関係が、ふ

’誰もいない夏休みのプール。偶然ふたりきりになったのは、クラスのマドンナ・遥。濡れた髪が肌に貼りつき、透けた制服の下に浮かぶ輪郭。彼女は一歩ずつ近づいてきて、小さく笑った。「ねえ、今日くらい…いいでしょ？」真昼の静寂と、誰もいないプール。す

’「お兄ちゃんってさ、私のこと‘女の子’として見たことある？」無邪気な顔でそんなことを言う陽菜。だけどその視線は、どこか挑発的で、あどけなさと色気の狭間に揺れていた。ふたりきりの夜、親はまだ帰ってこない。ソファの距離が少しずつ縮まり、彼女の

’「蓮さんの家で、雨宿り…だめ、ですか？」断れるはずもなく、ずぶ濡れのまま招き入れた。制服が肌に貼りついて、目をそらすのもぎこちない。そんな蓮に、葵は悪戯っぽく笑った。「…蓮さんって、やっぱり私のこと見てたよね？」近づくたびに、息が絡まる。

’地味で陰気――それが周囲の僕への評価だった。でも、僕には‘秘密のツール’がある。人の心を読める、ただそれだけの力で、世界の見え方は一変する。「次は…沙月（さつき）だ」学園のマドンナ。表では皆の憧れ、でも心の奥には傲慢と欲望が渦巻いていた。

’’’幼馴染のつむぎが僕の家に遊びに来るのは、いつものこと。でも今日は、家に僕たちだけ。静かな午後に、少しだけ緊張する。「ねえ、つむぎ。今日は家族、出かけててさ」何気なく言うと、彼女は微笑む。「そっか。じゃあ、ゆっくり話せるね」ソファに並ん

’「お兄ちゃんってさ、もし私が他の男の子と付き合ったら…嫉妬する？」甘えるように笑った琴音の目には、明らかに何かを確かめる光があった。兄妹。血のつながった関係。だからこそ、踏み込んではいけない一線。けれど、彼女の言葉と仕草が、思春期の曖昧な

’年上の幼馴染・葵が、僕の家に来た。「今日だけは…私、お兄さんを寝取っちゃう」ソファでささやかれたその言葉に、心も体も拒めなかった。彼女は彼氏がいる。僕はその相手じゃない。だけど、この瞬間、彼女は僕のものだった。罪と欲望が入り混じる、淡く危

’紗月は隣に住む、年下の女の子。子どもの頃から知っているはずなのに、いつの間にか‘女’の匂いをまとっていた。「誰もいないから…少しだけなら、いいよ？」そう言って手を引かれた先は、静かなリビング。カーテン越しの陽だまりと、心の中の葛藤が交差す